ラバーダム防湿について!
近頃どんどん寒くなってきましたね、皆さんもお風邪など引かない様ご自愛くださいね✨
さて今日はラバーダム防湿についてご説明します。
耳慣れないと思いますが、ラバーダムとは、根管治療(神経をとったり、根の中をお掃除する治療のことです)の際などに使う歯に装着するゴムのシートのことです。
唾液1mlに 含まれる細菌の量は106~8 CFU/ml、デ ンタルプラーク1gあたり1011 CFU. /mlで あり、
汚い話ですが、糞 便1g当 たりの細菌数よりたくさんの細菌が唾液には含まれています。
ラバーダム防湿をすることで、治療する歯を細菌から守って、無菌的に治療を進めることができます。
イメージで言うと手術の時に前身にかける穴あきガウンと同じで、術野だけ開けて、綺麗な環境下で治療を行う感じです。
また、根管治療の際に使用する洗浄用の薬液から粘膜を保護したり、
リーマー、ファイルと言った根管治療時に使用する小さな器具の誤飲、誤嚥の防止にも効果があります。
海外ではラバーダム防湿をして根管治療を進めるのが主流ですが、
日本ではラバーダム防湿をして根管治療をする歯医者さんは全体の約5%にも満たないとされています。
実際にラバーダムを使用した場合としなかった場合だと成功率が1.5倍以上も違うと言われています。
当院ではラバーダム防湿を保険診療、自由診療問わず必ず使用して根管治療を行っております。
またラテックス(ゴム)アレルギーの方でも同じように治療できるよう、ラテックスフリー(ゴム未使用)のラバーダムシートもご用意しておりますのでご安心ください。
何か気になることがあればいつでもご相談ください✨
歯科助手 西塚