ガムピーリング

専用の薬剤を歯茎に塗布する方法です。
歯茎の表面層に刺激を加えることで、代謝を促し黒ずみの原因となっているメラニンを除去していきます。

レーザー照射による治療方法です。
治療中や術後に痛みや不快感を覚えにくいことが特徴です。
メラニンの蓄積が強い場合には、レーザー照射を複数回行う必要があります。

外科的処置によって物理的に着色部分を除去していく方法です。

タバコに含まれているニコチンやタールの成分は、歯茎のメラニンの生成を促進します。
それによってメラニンが過剰に作り出され、歯茎の黒ずみとなっていきます。

口呼吸のくせがある方は、口腔内が乾燥しやすくメラニンの生成を刺激します。
また、口が開いていることで紫外線を浴びやすいことも歯茎を黒くする原因です。

銀歯を長年使い続けていると、金属が溶け金属イオンを作り出します。
その金属イオンが歯茎へと付着し、黒ずみを生み出します。

薬剤塗布によるガムピーリングは歴史のある治療で、術式として確立されている治療方法です。
そのため安全性への信頼が高く、これまで多くの症例を取り扱っています。

薬剤の刺激によるチクチクするような感覚はありますが、心配するような強い痛みは現れません。
また、治療の際には表面麻酔を行うため、リラックスして治療を受けていただけます。

薬剤塗布によるガムピーリングは、レーザー治療と比べて一度の治療で効果を実感しやすいです。
人が本来持っているターンオーバーの性質を利用しているため、おおよそ1週間程度で元のピンク色の状態へと変化します。

ガムピーリングを受けてから数日程は、ターンオーバーが活性化している影響で患部にヒリヒリとした違和感を覚えることがあります。
ほとんどは自然治癒で回復します。

重度の歯周病をお持ちの場合、塗布する薬剤で症状が悪化してしまう可能性があるため、治療を行えない場合があります。
その際は、まずは歯周病に対するアプローチから始めていきます。

ガムピーリングで使用する薬剤には、アルコールやフェノールが含まれているためこれらへのアレルギー反応を示す方は治療を受けていただくことはできません。

胎児や乳児への影響を与える可能性があるため、治療を控えていただいております。

歯茎を黒くする代表的な原因は喫煙です。
歯茎の美しさの観点でも、他の身体への影響も踏まえて可能な限り少しずつでもいいので、喫煙を減らしていきましょう。

一度治療を行い綺麗な歯茎が手に入っても、その効果が一生続くわけではありません。
より長く美しい状態を維持していくためには、定期的にガムピーリングを受診していただくことがおすすめです。

ガムピーリングは、歯肉の色素沈着を改善し、より健康的で美しいピンク色の歯肉を取り戻すための治療法です。
喫煙やコーヒー、紅茶などの飲み物、または遺伝的な要因で歯肉が黒ずんでしまうことがありますが、ガムピーリングを行うことで、この黒ずみを効果的に取り除き、歯肉を明るくすることができます。
治療は短時間で終わり、多くの患者様が治療後すぐにその効果を実感されています。
ガムピーリングは、美しい口元を取り戻すための効果的な治療法です。
興味のある方は、ぜひ当院までご相談ください。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

東戸塚エス歯科クリニック院長
北崎 浩一