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Caries

虫歯

自分の歯で食事を楽しめるように

Contents目次

Introduction歯がしみる、痛みがある方へ

食事中や歯磨きの際に、歯がしみたり痛みが出たりする場合、虫歯の可能性が高いです。
初期段階の虫歯は「痛い」「しみる」といった自覚症状が出にくく、気づいた時には虫歯がかなり進行していることが多いです。
大切な歯を失わないためにも少しでも違和感を覚えたらすぐに歯科医院を受診することがとても重要です。
当院では、マイクロスコープを始めとした先進的な設備を導入しており、肉眼では確認できない部分まで精密な治療を行っています。
こちらのページでは、虫歯の進行状況に応じた治療内容や虫歯の原因、セルフケア方法について詳しくご紹介しています。
健康な歯を長く保つためにも虫歯に気をつけ、定期的な口腔内のメンテナンスをしましょう。

Explanation虫歯とは?

虫歯の発生と進行には、歯の表面で起こる「脱灰」と「再石灰化」のバランスが大きく関わっています。

脱灰

脱灰とは、口腔内の細菌が飲食物の糖分を利用して酸を産生し、その酸によって歯のミネラルが溶け出す現象を指します。
脱灰が進むと、歯の表面に小さな穴が開き始め、これが虫歯の始まりとなります。

再石灰化

再石灰化は、溶け出したミネラルが再度エナメル質に吸収される現象です。
これには口腔内のpH(口腔内の酸、アルカリ度の指数)が大きく関わっていて、酸性度の高い口腔内だとこの再石灰化は起こらず、Ph7前後のアルカリ性に近い状態になると起こります。
この脱灰と再石灰化は、食事の度に口腔内で発生しています。
間食やだらだら食べが多いと、再石灰化よりも脱灰の働きが優位となり歯の修復機能が追い付かなくなります。
その結果、徐々に虫歯が進行していきます。

Difference子どもと大人の虫歯の違い

子どもの虫歯

子どもの歯科検診

進行速度が速い

子どもの歯は、歯を構成する組織であるエナメル質や象牙質がまだ未成熟であり、大人の歯とくらべて厚みや密度が薄く低い状態です。
そのため虫歯の進行速度が速く、神経に達するリスクが高いことが特徴です。
大人の虫歯にくらべ、気づいた時には深くなっていたということが多いです。
また、子どもの歯の健康は永久歯に直接影響を与えるため、早期発見と治療が不可欠です。

色々な部位に発症しやすい

子どもの虫歯は前歯や歯の表面など発症部位がさまざまです。
不安定な歯並びによってプラークなどの汚れが溜まりやすいことや磨き残しが原因です。

大人の虫歯

男性が頬を抑えている様子

進行が遅い

大人の虫歯は、子どもより進行が遅いことが多いです。
歯のエナメル質が硬く耐酸性が高いため、酸によるダメージがゆっくり進みます。

歯の根元に発症することも

年齢を重ねて正しいケアが行われていないと、歯茎が後退してくることがあります。
歯茎の後退によって、歯の根元に汚れが付着しやすくなり根本部分に虫歯が起こりやすくなります。

Difference子どもと大人の虫歯の違い

年齢によって虫歯ができやすい場所

虫歯は、年齢によって発生しやすい場所に違いがあります。

全年齢共通

奥歯の溝(咬合面)

奥歯の溝は深く、汚れや食べかすが溜まりやすい場所です。
歯磨きの時には、その部分が見えづらく磨き残しが起こりやすい場所でもあるため、虫歯が一番起こりやすい場所です。

歯と歯の間

歯と歯の隙間も食べ物やプラークが溜まりやすいです。
また、歯と歯の間に虫歯ができていても目視で確認ができないため、気づいた時には症状が悪化していたということも多いです。

子ども

上の前歯

子どもの場合、上の前歯が虫歯になりやすいです。
特に赤ちゃんの頃は哺乳瓶の使用により前歯が糖にさらされている時間が長いため、磨き残しに注意しましょう。
前歯は唾液による自浄作用も働きにくいため注意が必要です。

高齢者

歯と歯肉の境目

高齢者は歯と歯肉の境目が虫歯になりやすい場所です。
加齢により歯肉が退縮し、歯と歯肉の境目が露出することで汚れが溜まりやすくなります。
歯間以外の場所はエナメル質で覆われていないため、どうしてもエナメル質よりも弱く、虫歯になりやすいです。

過去に歯の治療をした箇所

過去に歯の治療をした箇所も虫歯が再発しやすい場所です。
詰め物や被せ物に隙間ができる、劣化などにより、そこから再び虫歯が発生することがあります。
定期的な歯科検診でこれらの箇所をチェックし、必要に応じて再治療を受けることが必要です。

Treatment虫歯の進行状況と治療内容

Co

虫歯Coは初期虫歯と呼ばれる段階で、歯の表面のエナメル質が溶け出している状態です。
この段階では、わずかに白く濁ったような見た目をしていることがあります。
まだ歯に穴はあいておらず、痛みやしみるといった自覚症状はありません。

治療内容

歯の再石灰化による自然治癒が可能な段階です。
エナメル質を強化する効果のあるフッ素を塗布し、歯の再石灰化を促します。
また、患者様ごとに合わせたブラッシング指導を行い、効率的なセルフケアを行えるようにアドバイスいたします。

C1

虫歯C1は、エナメル質だけ虫歯になった状態です。
この段階では、エナメル質がさらに溶け出し、白斑や茶色の変色が見られることがあります。
エナメル質の表面が白く濁ったり、茶色く変色したりすることで、虫歯が進行していることが視覚的に確認できます。
しかし、ほとんどの場合まだ歯に穴はあいておらず、痛みやしみるといった自覚症状もありません。
そのため、早期発見が難しい場合があります。

治療内容

C1の治療は、コンポジットレジン充填が中心です。
コンポジットレジンは、歯の色に合わせた樹脂材料で、見た目が自然であることが特徴です。
まず、虫歯部分を削り取り、その後コンポジットレジンを充填します。
プラスチックは劣化が早く、長持ちさせるためには定期的な検診が大切です。

C2

虫歯C2は、エナメル質を越えて象牙質まで達した虫歯の段階です。
この段階では、歯に穴があき、痛みやしみるといった自覚症状が現れることがあります。
象牙質に痛みを感じる機能はありませんが、象牙細管という細い管で神経とつながっているため、痛みが出ます。
食べ物が詰まりやすくなり、虫歯の進行が速くなることも特徴です。

治療内容

C2の治療では、虫歯部分を削り取り、コンポジットレジンやインレーで補填します。
浅い場合はコンポジットレジン充填で治療できますが、深い場合や隣接面に渡る場合はインレー修復が必要となります。

C3

虫歯C3は、象牙質を越えて歯髄に達した段階の虫歯です。
歯冠に大きな穴があいていることもあります。
また、隣接面から進行した虫歯は見た目が小さくても内部まで進んでいるケースもあります。
この段階では、何もしなくても強い痛みがあります。

治療内容

C3の治療では、神経を抜く抜髄と、根管治療が必要となります。
神経を抜いた穴を無菌状態にするために消毒し、細菌の再度の侵入を防ぐためにゴムのような詰め物をします。
神経をとった歯は弱くなるので、クラウンを装着して歯を保護します。

C4

虫歯C4は、歯冠が崩壊し神経が壊死した重度の虫歯です。
この段階では、神経が壊死しているため、C3の時の激痛は消失します。
しかし、細菌は残ったままなので、感染が広がり歯肉や顎の骨にまで影響が及ぶこともあるので注意が必要です。

治療内容

C4の治療は、根管治療か抜歯です。
当院ではできるだけ歯を残す治療を目指していますが、どうしても残せない場合は抜歯になります。
抜歯後は、インプラントやブリッジ、義歯などの方法で欠損部を補います。

Cause虫歯の原因

歯の質

虫歯は、「歯の質」「虫歯菌」「糖質」が強く影響し合い、そこに「時間経過」の要素が加わることで発生します。
歯を構成するエナメル質や象牙質は、遺伝的な要素や普段の食生活、フッ素の摂取量などによって人それぞれ強度や密度が異なります。
エナメル質が強いと、酸による溶解を防ぎやすく虫歯の進行を遅らせることができます。
一方で、エナメル質が薄かったり質が低下していたりすると、虫歯が進行しやすくなります。

細菌

口腔内には多くの細菌が存在し、その中でも特にミュータンス菌が虫歯の主な原因菌とされています。
ミュータンス菌は糖質を摂取すると酸を生成し、この酸が歯のエナメル質を溶かします。
プラークは細菌の塊で、口腔内での滞在時間が長いほど、酸を産生する力が強まります。

糖質

糖質は虫歯菌の主要なエネルギー源となります。
糖質を摂取すると、虫歯菌はそれを代謝して酸を生成します。
これが歯のエナメル質を溶かす原因となります。
特に砂糖などの精製糖は、虫歯菌にとって非常に利用しやすいエネルギー源です。
頻繁に糖質を摂取することで、虫歯菌の活動を活発化し脱灰が促進するため、虫歯のリスクが高まります。

時間経過

虫歯は一夜にしてできるものではなく、時間をかけて進行します。
脱灰と再石灰化が繰り返される中で、脱灰の時間が長くなると再石灰化が追いつかず、虫歯が進行します。
例えば、食事や間食の頻度が高いと、口腔内のpHが低下する時間が長くなり、これが虫歯の進行を助長します。
逆に、時間をかけて再石灰化を促進するためには、適切な口腔ケアと共に、間食を減らし、食後にはしっかりと歯を磨くことが大切となります。

Prevention虫歯の予防方法

セルフケア

女性が歯磨きをしている様子

食事ごとの歯磨き

食事による汚れや食べ残しが口腔内に長く滞在すると、虫歯菌がそれを栄養源にして酸を産生し、歯のエナメル質を溶かします。
食事のたびにブラッシングをすることが理想ですが、難しい場合には口の中をゆすぐだけでも効果があります。
食後は口腔内を清潔に保つことを意識することで、虫歯の原因を減らすことができます。

フロスや歯間ブラシの使用

歯ブラシだけでは、歯と歯の間に残った汚れを完全に除去することはできません。
フロスや歯間ブラシを使って歯間の清掃を行うことで、虫歯の発生を防ぐことができます。
特に歯間は食べ物のカスが溜まりやすく、虫歯菌の繁殖が進みやすいため、毎日のケアに取り入れることが重要です。

キシリトールガムを噛む

キシリトールは、虫歯菌が酸を産生することを抑える効果があります。
食後にキシリトールガムを噛むことで、口腔内の酸性度を中和し、虫歯のリスクを減少させることができます。
さらに、ガムを噛むことで唾液の分泌が促進され、再石灰化が促されるため、歯の健康維持に役立ちます。

規則正しい食生活

規則正しい食生活を送ることも、虫歯予防に重要です。
栄養バランスの取れた食事を心がけ、カルシウムやビタミンDを十分に摂取することで、歯のエナメル質を強化し、虫歯に対する抵抗力を高めることができます。
また、食事の時間を一定にすることで、口腔内のpHバランスを保ちやすくなります。
頻繁に間食をすると、口腔内が酸性状態になる時間が長くなり、虫歯のリスクが高まります。
特に糖分を多く含む食品や飲料は控えるようにしましょう。

口腔内の乾燥を防ぐ

口腔内が乾燥すると唾液の分泌が減少し、虫歯菌の増殖を抑える効果が低下します。
水分をこまめに摂取し、口腔内を常に潤しておくことで、唾液の自浄作用を保つことができます。
特に夜間は唾液の分泌が減るため、しっかりと水分を摂るようにしましょう。

歯科医院でのケア

毎日丁寧にセルフケアを行っていても、口腔内を100%綺麗にすることは難しいです。
時間が経った汚れは歯科医院でしか落とせないため、定期的にプロによる口腔ケアを受けるようにしましょう。
磨き残し部分の清掃はもちろんのこと、歯質を強化するフッ素の塗布や患者様に合わせた正しい歯磨きの指導も行っています。

FAQよくある質問

痛みがないのに歯科医院を受診する必要はありますか?

虫歯は自然に治癒せず、治療をしても天然の歯の状態には戻りません。
そのため、痛みがなくても予防のために受診し、早期発見・早期治療を行うことが重要です。

虫歯は自然に治りますか?

Coの虫歯はフッ素塗布と適切なケアで自然治癒する可能性がありますが、進行した虫歯は治療が必要です。

歯の色が変わるのは虫歯のサインですか?

エナメル質の溶解による白斑や茶色の変色は初期の虫歯のサインです。
しかし、着色と見間違えてしまうケースもあるため、歯科医師の診察を受けることが重要です。

虫歯ができやすい人の特徴はどのようなものですか?

歯の質が弱い、糖分を多く摂取する、ブラッシングが不十分、唾液の分泌が少ないなどの特徴があります。

フロスや歯間ブラシはどれくらいの頻度でやったらいいですか?

毎食後、歯ブラシと一緒に行うのが効果的です。
難しい時は就寝前だけでも行うようにしましょう。

キシリトールガムはどんな効果がありますか?

キシリトールガムは虫歯菌に酸を産生させないという特徴があります。
唾液の分泌を促進することで口腔内の酸性度を中和し、虫歯の予防に役立ちます。

虫歯の治療後に大切なことは何ですか?

定期的な歯科検診と毎日の適切なブラッシング、フロスの使用を続けることが大切です。
処置した部分から再発を防ぐために、食生活にも注意しましょう。

神経まで達した虫歯はどうしても神経を抜かなくてはいけませんか?

神経まで達した虫歯(虫歯C3やC4)は、感染が歯の神経にまで及んでいるため、神経を抜く治療が必要です。
しかし、感染が軽度である場合や、神経を保護するための特別な処置が可能な場合には、神経を残す治療法が選ばれることもあります。

フッ素を塗布すれば虫歯になりませんか?

フッ素塗布はエナメル質を強化し、虫歯の進行を防ぐ効果があります。
ご自宅の歯磨きの時にフッ素入り歯磨き剤を使っていただいても効果的です。
Coの段階で再石灰化を促進するためなどに使用します。

虫歯の進行を防ぐための食生活の工夫はありますか?

糖分を控え、間食の頻度を減らすことが効果的です。
また、カルシウムやビタミンDを豊富に摂ることも大切です。

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Doctor's messageドクターメッセージ

東戸塚エス歯科クリニック院長の北崎浩一

虫歯の初期症状は、自身では認識しづらく、見落としやすいのが特徴です。
そのため、気づいた頃には、手遅れとなることも多いです。
当院では、まず、レントゲン・CT・歯茎検査などの精密検査を行い、痛みや違和感の根本的原因を探り当てることに力を入れています。
そして、再発がないように患者さまのライフスタイルに合わせて治療とアドバイスをさせていただきます。

東戸塚エス歯科クリニック院長
北崎 浩一

最適かつ高精度な治療を
みなさまに

エス歯科グループでは、豊富な知識と経験を積んだドクターが
あなたに合った最適かつ高精度な治療を提供いたします。
機能的治療から審美的治療までお口に関するお悩みは何でもご相談ください。

監修者情報

著者画像
エス歯科グループ総院長 白井 崇浩 Takahiro Shirai

資格 Qualification

厚生労働省認定歯科医師
厚生労働省認定臨床研修医指導医
ICOI(国際インプラント学会) 指導医
ICOI(国際インプラント学会) 認定医
ICOI(国際インプラント学会)日本エリア支部長
iACD歯科総合研究指導医
iACD歯科総合研究認定医
iACD国際歯科学会日本支部役員日本理事
ノーベルバイオケア公認インストラクター
ノーベルバイオケアインプラントプラチナメンバー
インビザラインブラックダイヤモンドプロバイダー認定医
Jリーグ 横浜FC公認クラブデンティスト
Jリーグ 横浜FC取締役
ベルギー1部リーグシント=トロイデンVVオフィシャルクラブデンティスト
臨床歯科麻酔管理指導医
日本顎顔面美容医療協会認定医
スポーツ歯学協議会スポーツマウスガード認定医
京セラインプラント臨床マイスター
新潟大学医歯学総合病院歯科臨床研修管理委員会研修実施責任者・指導歯科医
新潟大学医歯学総合病院歯科臨床研修管理委員会指導歯科医
一般社団法人日本口腔ケア学会 評議員
ニューヨーク大学Continuing Dental Japan Program指導医

ドクターコメント Doctor comment

当グループは2014年に自分が治療を受けたいと思う歯科クリニックをコンセプトに開院しました。
そのために、精密な診断を下すことを何よりも大切にし、最新鋭の医療機器やオペ専用ルームなどを取り揃えています。また、常に進化を続ける医療業界で、先進的な歯科医療を提供するためにドクターの技術の研鑽にも常に力を入れています。初めての歯科医院に行くときには、誰もが不安を感じていると思います。当グループでは、院の雰囲気や治療方針、医療設備などにご納得いただいてから治療を進めていくことを方針としています。治療に関するご質問などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。ぜひご来院の際は、肩の力を抜いて通院していただけたら幸いです。

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