デンタル14枚法(レントゲン写真)
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みなさん、こんにちは🌻
歯科衛生士の野口です。
今回はレントゲン写真のデンタル14枚法についてお話していきます!
まず初めに歯科医院にはレントゲン写真の種類がいくつあるか知っていますか?🤔
・デンタルX線
・パノラマX線
・歯科用CT
・セファログラム(頭部X線規格写真)
と言った種類があります。
当院では、初めて来院してくださった患者様のお口の中の全体的な状況を知るために基本的にパノラマエックス線という、全体が分かるレントゲンの写真を撮らせていただいてます。
パノラマエックス線とは💭
口腔内の全体的な状態(虫歯や歯周病の大まかな進行状況、欠損部位(歯がない場所)、親知らずの有無など)を1枚の写真で把握することができます。しかし、細かく精密に診断するには限界があります。特に、歯と歯が重なって写るため、軽度の虫歯や隣接面(歯と歯の間)の状態を見逃すことがあります。特に、奥歯などの細かな診断には注意が必要です🚨
パノラマエックス線↓
そこで、デンタル14枚法です💫
口腔内を上顎と下顎それぞれ7枚ずつ(右奥2枚、前歯3枚、左奥2枚)に分けて撮影していきます。
部分ごとに歯の状態を撮影するので、パノラマエックス線では確認しにくい部分まで確認することができます。
・歯と歯の間の虫歯のその深さ
・歯周病の進み具合(骨の高さ)
・目に見えない歯茎の中の汚れのつき方
・インプラント周囲の状態
・詰め物の適合状態
などをより精密に診断することが可能となります。
しかし、撮る枚数が多いので患者さんにとって撮影が大変というデメリットがありますが、それ以上に小さな虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につながり、より良い治療結果へと繋がっていきます💡
気になったり、分からないことがあればお気軽にお声かけください😊
次回は実際にパノラマエックス線とデンタル14枚法で見た時の違いについて実際の症例を用いて紹介いたします。
歯科衛生士 野口