みなさんこんにちは!

先日はすごい雨でしたね☔️

皆様の住んでいらっしゃる地域は大丈夫でしたか?

どうぞ被害がありませんようにと祈るばかりです。

 

さて今日は親知らずを抜くべきかどうか、について話していきたいと思います。

 

親知らずを抜いた方がいいケースは、主に以下の3っつになります。

 

①歯並びに影響する場合

主に下の親知らずで起こりますが、親知らずが横向きに生えてくると、手前の歯に対して横方向に押す力が加わり、そのしわ寄せとして歯並びが崩れる原因となりうる場合は、抜歯を検討します。

 

②歯茎の腫れや痛みを繰り返している場合

親知らずは歯並びの一番奥に位置しているため、磨き残しが多くたまりやす場所です。親知らずの歯の頭が一部歯茎から見えていたり、横を向いて手前の歯にくっついている場合は完全なお掃除ができず、歯と歯茎の間に磨き残しが停滞し、虫歯や歯周病になりやすくなります。

まずは歯茎に関してですが、歯周病原菌が歯茎に侵入すると歯茎が腫れて痛み出すことがあります。痛みや腫れは、歯茎周りを念入りにお掃除したり、抗生物質を服用することで一過性に引かせることはできますが、お掃除しずらい環境は抜かない限り変わりません。歯茎の腫れ(炎症)は次第に親知らずの周りの骨を溶かしていく為、手前の歯を支えている骨まで溶けてしまいます。歯茎の腫れ、痛みが繰り返し起こる様であれば抜歯を検討します。

③虫歯になっている

②と同様磨きづらい状態が長期続くと、虫歯菌の影響で、親知らずや手前の歯が虫歯になってしまいます。親知らずの手前の歯(第二大臼歯)はお口の中でも、物をすり潰してしっかり噛む上で重要な場所なので、この歯を守るためにも、虫歯になってしまった親知らずは早めに抜歯を検討します。

 

ただ親知らずの中でも、完全に歯茎や骨に埋伏しているような親知らずで、上記のいずれにも該当しない場合は

無理に抜歯する必要はありません。

 

当院では抜歯に際し、骨の中で親知らずがどういう状態で生えているか正確に確認し

安全に抜歯できるか判断するために有用なCTも完備しております。

 

親知らずが気になっていませんか?

抜歯が必要なのかどうか一度確認したい、

画像でどうなっているか見てみたい、などのご要望があれば

お気軽にご相談下さい!

 

歯科医師 永沼