こんにちは!歯科医師の松浦です!
本日は「口内炎」についてお話ししたいと思います!
 
 

⭐️口内炎とは?

口内炎は、口の中や口周辺の粘膜に起こる炎症の総称。

ほっぺたの内側の丈夫な組織が、何らかの原因で剥がれると内側の柔らかい組織が出てきて痛みを感じます。この柔らかい組織こそ痛みを感じる部分です。

医療的に、口内炎を「潰瘍」と呼び、ボコッとえぐれているような状態になります。

⭐️口内炎の原因は?

〈免疫の低下〉

ストレス、睡眠不足、過労、栄養不足、風邪は免疫力が低下し口内炎ができる要因になります。女性は、生理前や妊娠時のホルモンバランスの不安定もきっかけの一つになります。

〈口内の不摂生〉

歯を磨かない、うがいをしないと口の中の雑菌が増えて口内炎の原因になります。

〈アレルギー反応〉

アレルギー要因になる食品や飲物、歯科金属、薬剤(抗生剤、鎮痛剤)などが原因で口内炎になるケースもあります。

〈ビタミン不足〉

ビタミンの中でもビタミンB2が不足すると、皮膚や粘膜を守る働きに支障がでて、口内炎ができる可能性があります。

ビタミンB2は自分の身体では作れないので、率先して摂取しましょう。

〈ウイルス感染〉

カンジダ(真菌)やヘルペスウイルスの感染で口内炎になります。

〈物理的な外傷〉

・頬の内側、唇、舌を噛んだ傷。
・歯磨き、硬い食べ物、入れ歯による刺激の傷。
・熱いものを食べたり飲んだりした時にできた火傷。

⭐️口内炎の治療は?

口内炎の治療法として、やるべきことは3つのステップ。

1、栄養バランスの取れた食事と十分な休息

2、市販の飲み薬や塗り薬

3、病院で見てもらう

口内炎の治療法として最初にやるべきことは、栄養バランスの良い食事と十分な休息。そして、口の中を清潔にすることです。

まずは、自身の免疫で口内炎を治していくのが良いでしょう。それでも改善されない場合は、市販の飲み薬や塗り薬を試してみましょう。おすすめはビタミンB群を豊富に摂取できるビタミン剤です。

口内炎は種類によって治療法が変わったり、一般的な口内炎ではなく他の病気の可能性もあります。不安なことがあれば診察しますのでお気軽にお声掛けください。

歯科医師 松浦