フッ素歯面塗布について
こんにちは!
最近はスッキリしない天気が続いていますね☔️
奄美地方では梅雨入りの発表もありましたが、関東圏は今のところ6月上旬に梅雨入りの見込みの様です😩
暑かったり寒かったり気温も安定しないので、皆様お体に気をつけてお過ごし下さい🍀
さて今回は『フッ素歯面塗布』についてお伝えします。
皆さんは、虫歯の予防には「フッ素」が効果的であると聞いたことはありませんか?
しかし、フッ素がどのように虫歯を予防するのかについてはあまり知られていないのではないでしょうか。
そこで、今回はフッ素塗布のメリットと虫歯予防に役立つ3つの効果についてまとめます。
フッ素塗布のメリット・効果
1つ目が、歯の再石灰化。
食後などに溶け出すミネラル成分を再石灰化(歯に戻す)し、虫歯のきっかけを回避します。食事をすると食べ物や飲み物の中の糖分を餌にして、虫歯菌が酸を作り出します。その酸によって歯の表面(エナメル質)を形成する成分の「カルシウム」と「リン」が溶け出してしまうことを「脱灰」といいます。
カルシウムとリンは唾液にも含まれているため、脱灰されても時間が経てばお口の中の唾液によって修復されていきます。これを「再石灰化」といいます。
フッ素にはこの再石灰化を効率よくする働きがあります。
2つ目が、歯質の強化。
歯の成分(エナメル質)はリン酸カルシウムでハイドロキシアパタイトと言われる結晶を作っています。フッ素の作用により酸に強いフルオロアパタイトという結晶に変わり、虫歯になりにくくなります。
3つ目が、虫歯菌の活動の抑制。
フッ素は虫歯の原因菌であるミュータンス菌の働きを弱めて虫歯の原因となる酸を作りにくくする作用があります。ミュータンス菌は歯の表面に付いている白く柔らかい汚れであるプラーク(歯垢とも呼ばれています)に潜んでいますがここまでフッ素が浸透し効果を発揮します。
このようにフッ素には、「歯の質を高める効果」と「虫歯の原因菌の活動を低下させる効果」があるため、フッ素を利用することで虫歯の予防がかなり期待できます。フッ素の活用方法には、フッ素歯面塗布、フッ素洗口、フッ素配合歯磨き粉の使用などがあります。ただ、歯科医院でのフッ素歯面塗布はフッ素洗口や歯磨き粉に比べ、圧倒的に高濃度のフッ素(9000ppm)を使用できるので、より効果的と言われています✨
以上の事から、フッ素歯面塗布は大人にとっても子供にとっても、虫歯予防に大変効果的です!
特にお子様に関して、歯科医院での定期的な高濃度のフッ素歯面塗布を実施した場合、虫歯をほぼ半分に減少させたとの報告がありますので、特におすすめです✨
ご希望の場合はぜひお声がけください!!
AS 山森