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抜歯後の補填剤(抜歯窩に入れる薬)

抜歯後の補填剤(抜歯窩に入れる薬)

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皆さん、こんにちは!歯科医師の近藤です😀

今回は抜歯した後の補填材についてお話します。
補填材とは、自家骨以外で骨再生に用いられる材料を指します。
患者様の骨欠損部または空隙部に骨再生誘導材を充填することで、薬理効果を発揮し骨の再生を促します。つまり、なくなってしまった骨を再生させるということです。

下のように、抜歯窩ができた際に通常であれば骨および歯肉は骨幅も高さもなくなります。ここで抜歯窩に骨補填材を埋入することで、骨の幅および高さの吸収を抑えることができます。


次に、骨補填材の種類についてお話していきます。

一つ目はテルプラグという素材です。これはコラーゲン使用の吸収性止血剤で、主に歯肉の治癒を促進します。また骨にもおよそ2割程度コラーゲンが含まれているため、骨にも効果が期待できます。

二つ目はスポンゼルという素材です。これはゼラチンでできているため、傷の表面に強く付着することで止血効果を表します。大きな薬理効果はありませんが、絆創膏の役割を果たすことで止血効果があります。

三つ目はボナークという素材です。骨欠損部に充填することで、気孔内部に骨代謝に関与する細胞等が侵入し、材料の分解及び新生骨の形成が誘導されます。骨と同じ素材の補填材のため、骨の再生効果が最も高いです。

以上の3つは基本的には抜歯したときに充填します。自身の骨および歯肉を作るのは出血が最も割合が高いため、出血を吸収し抜歯窩に存在することで骨再生の効果を発揮します。

歯が欠損した場合にはインプラント、ブリッジ、入れ歯の治療法がありますが、骨の厚みおよび高さ、幅をどの治療法にも不可欠なものになります。

実際に左下の6番目の歯に補填材を入れたケースです。抜歯後補填材ボナークを充填し、骨の治りがしっかり確認できたうえでインプラントオペを行っています。骨もしっかり治っていたため、安定した予後が期待できます。
【ボナークを入れ3ヶ月以上経過したレントゲン】

【インプラントオペ後のレントゲン】

皆さんももし補填材を使用する場合には、様々な観点から検討してみてはいかがでしょうか。

歯科医師 近藤

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