こんにちは!歯科医師の松浦です!😁

本日は「根管治療」についてお話ししたいと思います。

⭐️「根管治療」とは?
虫歯が歯の根っこの部分まで到達すると、根っこの内部にある感染した神経を除去・消毒することが必要になります。
この治療を「根管治療(根っこの治療)」と言います。

 

⭐️根管治療の成功率は100%ではない!?
「根管治療」において大事な事は、
“いかに根っこを無菌化できるか”です!
肉眼では見えない「菌」との戦いである以上、治療の成功率は100%ではありません。

ただ成功率を上げる方法はあります。

 

⭐️根管治療の成功率を高めるために当院が行っている事
①「ラバーダム」の使用
「ラバーダム」とは、ゴムのマスクです。
治療を行う歯にゴムのマスクをかける事により、唾液中の菌が歯の内部に入らないようにします。お腹の手術で、術部にかける穴あきガウンの様に綺麗な環境下で処置を行っていきます。

 

②「マイクロスコープ」の使用
従来では「肉眼」で行っていましたが、根管治療は繊細を極めるため、それでは不十分なケースがほとんどです。
「マイクロスコープ」は肉眼の何十倍も視野を拡大できるため、細くて小さい根っこの内部を肉眼で「見える化」しながら治療できます。

③「CT(3次元レントゲン写真)」の使用
歯科治療で一般的に利用されるのは「2次元」のレントゲン写真ですが、それより「見える化」してくれるのが、3次元的に映し出してくれる「CT」です。
根っこの「本数・形態・走行・太さ」や病巣の「大きさ・位置・範囲」などが正確に分かります。

④「滅菌器」の使用
治療で使う器具に「菌」が付いてたら元も子もありません。

当院ではクラスB滅菌器を使用し、治療器具は徹底的に無菌化されています。

「根管治療」において工夫している事は他にもまだまだ沢山あります。

歯は1つの「臓器」です。

質の高い治療で歯を長く残せるよう努めて参りますので、
不安な事や分からない事があればいつでも相談しにいらっしゃって下さい!(^^)