前歯の被せ物をジルコニアに変えた症例
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皆さんこんにちは!歯科医院の釜須です(*^^*)今回は前歯の見た目の改善を希望された患者様の症例をご紹介します。 患者様は約20年前に治療した被せ物の根元部分が歯茎の退縮や金属の沈着により黒くなってしまったことを気にされていました。 初診時の写真がこちらです。そこで、上の前歯6本と下の歯6本をジルコニアクラウンに変えることで審美的な改善を 図ることにしました。 ジルコニアは人工のダイヤモンドと言われるほどの強度があるため噛み込みの強い方には最適です。 当院では、このような前歯の被せ物をする際には色味やグラデーションを綺麗に再現することの出来る方法をお勧めしております。 1つ目は重ね焼きをすることによって再現性を高め、透明感も出せるレイヤニング 2つ目は重ね塗りにより色味を再現するステイニングです。この2つの方法を選んで頂くと、型取りの段階から、シリコーンゴムでできた寸法変化しない材料を使用することが可能 です。 この材料は、一般的に使用されている寒天+アルジネートと比較すると寸法変化がとても少なく、より精密に被せ物を製作することができます。 治療後の写真がこちらです。患者様はとても喜んでくださり、今後は残りの金属の歯も同じように治していく予定です! 金属自体は薄くでも丈夫な素材ではありますが、その一方で温度収縮して適合が悪くなりやすく虫歯になったり脱離してしまいやすい材料です。今回のように金属を使用した素材からセラミックやジルコニアのような温度収縮せず、虫歯菌がつきにくい素材に変えることで、審美性の向上だけでなく、歯にとっても多くのメリットをもたらします。たかが歯、されど歯🦷見た目が綺麗になると嬉しいですよね!ジルコニアだけでなく各々にあったプランを提案することもできますので気軽にご相談ください♪ 歯科医師 釜須