インプラント治療で後悔しないための歯科医院選び。
専門医が語る「最後の治療」にするための秘訣
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インプラント治療で後悔しないための歯科医院選び。
専門医が語る「最後の治療」にするための秘訣
目次
01.歯科医師としてのやりがいと、診療ポリシーについて
02.インプラント相談で必ず確認すべき9つのポイント
03.読者へのメッセージ
エス歯科グループの最前線で活躍する歯科医師たちが、日々の診療に懸ける想いや、歯科医療のリアルな現場について語る連載企画「ドクターコラム」。
患者様が生涯にわたってお口の健康を守り、「人生100年時代」を最高の笑顔で楽しんでいただくために――。私たちが大切にしている医療への信念や、普段の診療の中ではなかなかお伝えしきれない「高度な治療を支える裏側」を、歯科医師の視点から定期的にお届けしていきます。
今回は、東戸塚エス歯科クリニック院長であり、エス歯科グループ統括院長を務める北崎浩一先生に、インプラント治療を検討する際に確認すべきポイントや「その歯にとって最後の治療となるように」という診療ポリシーについて、たっぷりと語っていただきました。穏やかな表情の内側にある、患者様と真摯に向き合う信念をお伝えします。
歯科医師としてのやりがいと、診療ポリシーについて
患者様から選ばれ続ける歯科医師としての原動力や、いわゆる「歯科難民」を救い、託されたお口の健康を生涯にわたって守り抜くための「原因療法」に込めた強い想いに迫ります。
日々の診療の中で、一番やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?
――日々の診療の中で、一番やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?
もちろん患者さんに感謝される時が一番嬉しいんですが……やっぱり長く歯科医師をやっていると、自分が病院を移る場面があったり、出勤が変わったりすることがあるんです。そんな時でも、「じゃあ先生に診てもらいたいから」とクリニックを移動してきてくれることや、その患者さんのご家族、同僚、ご友人をご紹介いただける時っていうのは、「やっぱり評価されてるんだな」と思うので、一番嬉しいですよね。
「その歯にとって最後の治療になるように」
――「その歯にとって最後の治療になるように」というポリシーを掲げられていますが、その思いに至ったきっかけを教えてください。
患者さんを診ていてすごく思うのが「歯科難民」という言葉があるように、今までずっと通っていたのに治らないとか、治療したのにまた再治療になってしまったというお話をよく聞くんです。その原因が何なのか分からないということが多いんですね。
だからこそ、単なる対処や治療というよりは「原因をはっきり診断してあげること」が重要です。それに対してどんな治療の選択肢があるかを提案し、患者さん自身に選んでいただく。そして、しっかり治し切ったらその歯を一緒に長持ちするようにキープしていきましょう、という関係が一番いいなと思っています。我々に託していただいたお口の中や歯をなるべく長持ちさせるという意味で、「本当に最後の治療になるように一緒にやっていきましょう」という思いが強いですね。
インプラント相談で必ず確認すべき9つのポイント
他の治療選択肢の提示から、原因究明の有無、インプラントメーカーの選定、そして信頼できるドクターの実績や専用設備まで。後悔しない医院選びのために、患者様が相談時に自ら確認すべき「9つの客観的な基準」を解説します。
【ポイント1】インプラント以外の「他の選択肢」も提示してくれるか?
――歯科医師からインプラントを提案された場合でも、ブリッジや入れ歯など他の選択肢について聞いてみるべきでしょうか?
絶対聞いた方がいいと思います。インプラントというのは、あくまでも歯がなくなった場合の一つの治療法であり、選択肢にすぎません。
インプラントを考えている場所のお隣の歯の状態だとか、お口全体のトータルプランから考えたときに何がベストかっていうのは、我々が決めるというよりは「一緒に相談して決めていくもの」かなと思います。ですから、選択肢を多く提示して、そこから一緒に選んでいただくというのが一番大事だと思っています。
【ポイント2】抜歯に至った「原因究明」をしっかり行ってくれるか?
――原因究明を行わずにインプラント治療をしてしまうと、将来的にどのようなリスクがありますか?
インプラントも万能のものではないので、「自分の歯に勝るものではない」というところがまず、すごく大事な前提です。もちろん第二の永久歯のように機能はできますが、お口の中の状態や、どういう経緯で抜歯に至ったかによって条件が全く変わってきます。
入れて終わりではなく、使っていく中でいろんなコントロールをしてあげないと持たないものでもあります。「なんでその歯が抜歯になってしまったのか」という原因をしっかり考えることが、その先のインプラント治療の長い成功につながっていくと思っています。
【ポイント3】歯科用CTなどを用いた「精密検査」を行っているか?
――歯科用CTなどでの精密検査がインプラント治療に必須だと言われるのはなぜですか?
インプラントを安全に行うというのが何より大事だからです。インプラントができる・できないという判断のもう一つ奥にある、「どうやったら長持ちするか」というところまで見ないといけません。
そのためには、骨の幅や奥行きがどういう状態なのか、そこに神経や血管など解剖学的にリスクのあるところはないか。そして、最終的にどういう形で歯が入る状態でインプラントを計画できるか。これを最初にしっかり見る必要があります。3次元のCTなら骨や歯茎、お隣の歯の状態が全部見えますので、ベストな位置や角度、歯の大きさを決めていけるのが一番いいところですね。
【ポイント4】持病や歯科恐怖症への「配慮」をしてくれるか?
――持病がある場合や、手術への恐怖心への配慮は確認すべきポイントですか?
そうですね、それもインプラント治療の安心・安全に直結してきます。外科的な処置になりますので、全身疾患や飲んでらっしゃるお薬の確認はもちろんですが、歯科恐怖症の方で「外科処置が怖いな」という場合には点滴の麻酔(静脈内鎮静法)などのオプションもあります。
術後の経過を追っていくための相談も含めて、お互いが安心で安全に治療できる環境かどうかは、しっかりコミュニケーションを取って確認していただきたいです。
【ポイント5】取り扱っているインプラントの「メーカー」を明示してくれるか?
――取り扱っているインプラントのメーカーを質問することは大切ですか?
ものすごく重要かなと思っています。インプラントのメーカーっていっぱいあるんですが、それぞれメリットやパーツの豊富さが全く違います。
長く使っていく中では、どうしてもメンテナンスやパーツを交換しなくちゃいけない場面が出てきます。そうなった時に、そのメーカーがもうないとか、パーツが廃番になってしまっていると、結局リカバリーに困るのは患者さんのほうなんです。将来的にメーカーがちゃんと存続していて、パーツ供給があるかを確認する意味でも、聞いていただくのはすごく大事ですね。
【ポイント6】安さの理由や「長期的な安全性」を説明してくれるか?
――価格が安いインプラントを選んでしまうと、デメリットはあるのでしょうか?
商品を売っているわけではないので、サービスやその後のメンテナンスのことも考えた時に、トータルで価格をどう評価するかが大事です。コストが抑えられているということは、何かしら抑えられる要因があるわけです。
長くお口の中で機能を持たせられるものなのか、ご自身の顎の状態にフィットするものかどうかが重要になってきます。逆に言えば、シンプルなもので価格が抑えられたインプラントでも問題ない場合には、我々の方からもそのように提案します。基本的には「長く使う安心と安全」を考慮して選ぶのが一番大事かなと思っています。
【ポイント7】過去の「症例数や治療実績」を率直に教えてくれるか?
――実績を積んだ歯科医師であるかどうかの見極め方はありますか?率直に「何症例の実績がありますか?」と聞いてみるのは有効でしょうか?
患者さんからの質問に対して「経験上こういうことがありました」としっかりお伝えできるドクターは、やはり実績があると思います。コンスタントにオペをこなしているからこそ、色んな症例に出会うはずなので、自信を持って「治りますよ」とお話しできる先生は信頼できますね。
あとは、ホームページに症例集が載っているかどうかも一つの目安です。「自分と同じようなケースはどんな風に治りましたか?」と聞いてみてください。
率直に「何症例の治療実績がありますか?」と聞いてみるのも有効です。自信がある先生は、むしろ聞いてもらった方が嬉しいです。リカバリーなどの難しい症例をしっかりやっていることは、我々もお伝えしやすいので、ぜひ聞いていただけたらと思います。
【ポイント8】インプラント専用の「オペ室や設備環境」が整っているか?
――インプラント専用のオペ室など、設備環境の確認も大切ですか?
本当にそう思います。滅菌されている器具をしっかり使うのはもちろん、術者がどういう状態でオペに臨むか、オペ室の環境がどうなっているかで全く違うものになってきます。そのクリニックがインプラントのオペに対してどれくらい真摯に向き合っているかの一つの評価になると思いますので、ぜひ判断基準にしてもらうといいですね。
【ポイント9】「患者の立場になってくれるか?」を見極める為の逆質問をする。
――インプラント相談で確認すべきポイントをお聞きしてきましたが、もし先生ご自身が患者の立場なら、どう質問されますか?
インプラントは患者さんにとって人生の中で思い切った一つの決断だと思います。だからこそ、メリットだけでなく、デメリットや入れた後の「お口の中との向き合い方」をしっかり伝えてくれるかが大事ですね。
「こういう状況になったらどう対応してくれるのか」「長く付き合っていく中で、他の歯がダメになった時はどうするのか」といった、少し長いスパンでお口の中を預けてもいいかという質問をすると思います。それに対して真摯に対応し、自信を持って話してくれる先生は、やっぱり信頼がおけるなと思いますね。
読者へのメッセージ
歯科医院への恐怖心や不安を抱え、一歩を踏み出せずにいる方へ。安心してご自身のお口を預けられる医師選びの重要性と、治療後の豊かな生活に向けたエールをお届けします。
一人で悩まず、理想の人生への一歩を踏み出すために
――最後に、治療に踏み出せずにいる読者の方へ前向きになれるメッセージをお願いします。
歯医者に行くこと自体、怖かったり、これまでの治療で良い思いをしなかったり、そもそも口の中を人に見せるのが怖いというのは、もう皆さんそうなんです。でも、そこの一歩を踏み越えていくには「この先生に自分の口の中を預けていいか」を感じてもらえるかどうかにかかっていると思います。だからこそ、歯科医師選びにはしっかりこだわっていただきたいです。
エス歯科グループが対応させてもらった患者さんは、もう皆さん「インプラントを入れて良かった」と言っていただけています。治療が終わった後にどんなメリットがあって、どういう生活になっていくのかを一緒に相談しながらやれるといいなと思いますので、ぜひお気軽にご相談いただけたらと思います。




