奥歯インプラント2本の費用は?相場・内訳と後悔しない選択肢
インプラント
失った奥歯、そのままにしていませんか?「1本くらいなら大丈夫」「奥だから目立たないし」と考えてしまうかもしれませんが、奥歯は食事や噛み合わせにおいて非常に重要な役割を担っています。
特に2本失ってしまうと、その影響は見た目以上に深刻になることも少なくありません。
インプラント治療は、失った歯の機能と見た目を回復するための優れた選択肢ですが、「費用が高そう」「どのくらいかかるの?」といった不安を感じる方も多いでしょう。
この記事では、奥歯2本をインプラントで治療する場合の費用相場や内訳、他の治療法との比較、医療費控除やデンタルローン、そして後悔しないためのクリニック選びのポイントまで、皆さまの疑問に詳しくお答えします。
東戸塚エス歯科クリニックが提供する質の高いインプラント治療についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
01.奥歯を2本失うとどうなる?放置リスクと治療の必要性
02.奥歯インプラント2本の費用相場と詳しい内訳を解説
03.ブリッジ・入れ歯との徹底比較:費用、メリット・デメリット
04.なぜインプラント?奥歯2本に最適な理由と長期的な価値
05.東戸塚エス歯科クリニックが選ばれる理由
06.治療の流れ:相談からインプラント装着、メンテナンスまで
07.奥歯2本のインプラント費用に関するよくある質問
奥歯を2本失うとどうなる?放置リスクと治療の必要性
奥歯、特に大臼歯は、食べ物をすり潰すための主要な歯であり、噛む力を支える土台としての役割も果たしています。
奥歯を2本失った状態を放置すると、様々な問題が連鎖的に発生する可能性があります。
噛み合わせのバランスが崩れる
奥歯がなくなると、その部分で噛む力が支えられなくなり、残っている歯に過剰な負担がかかります。
特に前歯に負担が集中し、歯がすり減ったり、欠けたり、さらには歯並び全体が乱れる原因にもなります。
また、噛み合わせのバランスが崩れることで、顎関節に負担がかかり、顎関節症(顎の痛み、口が開きにくい、カクカク音がするなど)を引き起こすリスクも高まります。
食事の質が低下する
奥歯がないと、硬いものや繊維質の多い野菜などを十分にすり潰すことが難しくなります。
これにより、柔らかいものばかりを選んで食べるようになり、栄養バランスが偏ったり、食事の楽しみが減ったりする可能性があります。
消化不良の原因となることも考えられます。
周囲の歯への悪影響
失った歯のスペースに、隣の歯が倒れ込んできたり、向かい合う歯が伸びてきたりすることがあります。
これにより、歯並びがさらに乱れ、清掃がしにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
顔の輪郭の変化
歯を失うと、その部分の顎の骨は刺激がなくなるため、徐々に痩せていきます(骨吸収)。
奥歯部分の骨が痩せることで、頬がこけて見えたり、顔の輪郭が変わって老けた印象を与えたりすることもあります。
全身の健康への影響
噛む機能の低下は、脳への刺激減少につながり、認知機能への影響も指摘されています。
また、歯周病菌が全身疾患(糖尿病、心血管疾患など)のリスクを高めることもわかっており、歯がない状態を放置することは、全身の健康にも悪影響を及ぼしかねません。
このように、奥歯2本の喪失を放置することは、お口の中だけでなく、全身の健康や生活の質(QOL)にも関わる深刻な問題を引き起こす可能性があるのです。
早期に適切な治療を受けることが非常に重要です。
奥歯インプラント2本の費用相場と詳しい内訳を解説
インプラント治療を検討する上で、最も気になるのが費用でしょう。
奥歯2本をインプラントにする場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
費用相場
1本あたり30万円~50万円が目安になります。
日本におけるインプラント1本あたりの総費用は、一般的に30万円~50万円程度が目安とされています。
したがって、奥歯2本の場合は単純計算で60万円~100万円程度が一つの目安となります。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は以下の要因によって大きく変動します。
インプラントの種類(メーカー)
世界には多くのインプラントメーカーがあり、実績や品質、保証期間などによって価格が異なります。
例えば、世界的なトップブランドであるストローマン社やノーベルバイオケア社の製品は、他のメーカーに比べて高価になる傾向があります。
上部構造(被せ物)の素材
インプラントの上に取り付ける人工歯の素材によって費用が変わります。
審美性と耐久性に優れたセラミックやジルコニアは、保険適用の素材やハイブリッドセラミックに比べて高価になります。
骨の状態(骨造成の要否)
インプラントを埋め込むには十分な骨の量と質が必要です。
骨が不足している場合、骨を増やすための追加手術(骨造成)が必要となり、別途費用が発生します。
手術の難易度
埋入位置や神経・血管との近接度など、手術の難易度によって費用が変動する場合があります。
クリニックの設備や技術レベル
最新の設備(CT、手術ナビゲーションシステムなど)を導入していたり、高度な技術を持つ専門医が在籍していたりするクリニックでは、費用が高くなる傾向がありますが、その分、安全性や治療の質が期待できます。
詳しい費用内訳
インプラント治療の総費用は、いくつかの要素から構成されています。
クリニックによって提示方法は異なりますが、一般的には以下のような内訳になります。
1.相談・診断料
内容
初診カウンセリング、レントゲン撮影、CT撮影、口腔内診査、治療計画立案など。
費用目安
15,000円~50,000円程度。
ポイント
精密な診断、特にCT撮影は安全な手術計画に不可欠です。
当院では最新のデジタルCTを導入しています。
2.外科手術費用
内容
インプラント体(フィクスチャー)とアバットメント(接続部分)の部品代、インプラント埋入手術の技術料。
費用目安
1本あたり150,000円~350,000円程度。
ポイント
使用するインプラントメーカーによって大きく異なります。
当院では、世界トップブランドのノーベルバイオケア社やストローマン社(ネオデント)など、信頼性の高いインプラントシステムを複数ご用意しており、患者様のご希望や状態に合わせて最適なものを選択いただけます。
手術の精度を高めるXガイド・ダイナミック3Dナビゲーションシステムも導入しています。
3.上部構造(被せ物)費用
内容
最終的に装着する人工歯の製作・装着費用。
費用目安
1本あたり80,000円~200,000円程度。
ポイント
素材(ジルコニア、セラミック、ハイブリッドセラミックなど)によって費用と審美性・耐久性が異なります。
当院では、審美性と機能性を両立する高品質な素材を各種取り揃えています。
4.追加処置費用(必要な場合)
内容
骨造成手術(GBR、サイナスリフトなど)、静脈内鎮静法(リラックス麻酔)など。
費用目安
骨造成は30,000円~165,000円以上、静脈内鎮静法は別途費用。
ポイント
当院では、骨量が少ない難症例にも対応可能な骨造成技術や、麻酔専門医による静脈内鎮静法も提供しています。
5.メンテナンス費用
内容
治療完了後の定期検診、クリーニング費用。
費用目安
1回あたり数千円~1万円程度。
ポイント
インプラントを長持ちさせるためには、定期的なプロフェッショナルケアが不可欠です。
奥歯2本の総額費用の考え方
基本的には「(診断料) + (外科手術費用 x 2本) + (上部構造費用 x 2本) + (必要なら追加処置費用) + (メンテナンス費用)」となります。
ただし、クリニックによってはパッケージ料金を設定している場合もあります。
重要な注意点
「格安インプラント」の注意点
費用が相場より著しく安い場合は、使用しているインプラントの品質、診断の精度、手術を担当する医師の経験、アフターケア体制などを十分に確認する必要があります。
安易な選択は、将来的なトラブルにつながるリスクがあります。
見積もりの確認
治療を開始する前に、必ず詳細な内訳が記載された見積書を受け取り、何が含まれていて、何が含まれていないのか(追加費用の可能性など)をしっかり確認しましょう。
東戸塚エス歯科クリニックでは、患者様に安心して治療を受けていただけるよう、カウンセリング時に詳細な費用内訳をご提示し、ご納得いただけるまで丁寧にご説明いたします。
ウェブサイトにも詳細な料金表を公開しておりますので、ご参照ください。
ブリッジ・入れ歯との徹底比較:費用、メリット・デメリット
奥歯を2本失った場合の治療法は、インプラントだけではありません。
従来の治療法であるブリッジや部分入れ歯と比較し、それぞれのメリット・デメリット、そして費用感を理解することが、ご自身に最適な治療法を選択する上で重要です。
インプラント
治療法
顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、それを土台として人工歯を装着する方法です。
メリット
天然歯に近い機能回復
・噛む力は天然歯の90%以上回復し、自分の歯のようにしっかり噛める
高い審美性
・見た目が自然で、人工歯とは気づかれにくい
周囲の歯を守る
・健康な歯を削る必要がない
骨の吸収を防ぐ
・インプラントが顎の骨に刺激を伝えるため、骨が痩せるのを防ぐ効果がある
長期的な安定性
・適切なメンテナンスを行えば、10年以上の長期にわたって安定して機能することが期待できる
デメリット
外科手術が必要
・治療には外科手術が伴う
治療期間が長い
・骨とインプラントが結合するのを待つ期間が必要なため、全体の治療期間が3ヶ月~1年程度かかる
費用が高額
・原則として保険適用外(自由診療)のため、初期費用が高額になる
全身状態・骨の状態による制限
・全身疾患や骨の状態によっては適用できない場合がある
メンテナンスが不可欠
・長期的に維持するためには、毎日の丁寧なセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアが必須
・インプラント周囲炎のリスクが高まる
費用目安(奥歯2本の場合)
自由診療:約60万円~100万円以上。
ブリッジ
治療法
失った歯の両隣の健康な歯を削って土台とし、橋(ブリッジ)のように連結した人工歯を被せる方法です。
メリット
・外科手術が不要
・固定式のため、入れ歯のような違和感が少ない
・比較的短い期間(1~2ヶ月程度)で治療が完了する
・保険適用の素材を選べば、費用を抑えられる
デメリット
健康な歯を削る必要がある
・最大のデメリット
・削った歯は元に戻せず、寿命が短くなるリスクがある
土台の歯への負担
・複数本分の噛む力を少ない歯で支えるため、土台の歯に負担がかかり、将来的にトラブルが起きやすい
清掃性の問題
・ブリッジの下の部分に汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まる
・丁寧な清掃が必要
骨の吸収
・歯がない部分の顎の骨は痩せていく
適用限界
・失った歯の本数や位置によっては適用できない場合がある(連続2本欠損の場合、一番奥の歯がないとブリッジは基本的に適用できません)
費用目安(奥歯2本欠損の場合)
保険適用(金属)
約2万円~4万円程度(3割負担)。
自由診療(セラミックなど)
約20万円~50万円以上。
通常、奥歯2本連続欠損で一番奥の歯がない場合はブリッジ適用外です。
仮に適用可能なケース(例:6番7番欠損で8番がある場合など特殊なケース)を想定した参考費用になります。
部分入れ歯
治療法
人工歯と歯茎を模した床(しょう)からなり、残っている歯に金属のバネ(クラスプ)などをかけて固定する取り外し式の装置を用いた治療です。
メリット
・外科手術が不要で、歯を削る量が比較的少ない(バネをかける部分など最小限)
・ほとんどの症例に適用可能
・治療期間が比較的短い(1~2ヶ月程度)
・保険適用で作製すれば、費用が最も安価
デメリット
違和感・異物感
・口の中に大きな装置が入るため、慣れるまで違和感や話しにくさを感じることが多い
噛む力の低下
・噛む力は天然歯の20~30%程度と、インプラントやブリッジに比べて大幅に劣る
・硬いものが食べにくい
見た目の問題
・金属のバネが見えることがある
バネをかける歯への負担
・バネをかける歯に負担がかかり、その歯の寿命を縮める可能性がある
骨の吸収
・歯がない部分の顎の骨が痩せていく
手入れの手間
・毎食後、取り外して清掃する必要がある
費用目安(奥歯2本欠損の場合)
保険適用
約5,000円~15,000円程度(3割負担)。
自由診療(金属床、ノンクラスプデンチャーなど)
約15万円~50万円以上。
当院でも精密入れ歯として提供しています。
インプラントブリッジ(特殊なケース)
治療法
連続して2本以上の歯を失った場合に、失った歯の本数よりも少ない本数のインプラントを埋め込み、その上にブリッジ状の人工歯を装着する方法です。
例えば、奥歯2本連続欠損の場合、インプラントを1本だけ埋入し、そのインプラントともう一方の隣の天然歯(またはもう1本のインプラント)を支台にして2本分のブリッジを入れるなどのケースが考えられます。
メリット
・埋入するインプラントの本数を減らせるため、外科的な負担や費用を軽減できる可能性がある
デメリット
・適用できる人が限られる(骨の状態、噛み合わせの力、支台となる歯の状態などを考慮する必要がある)
・支台となるインプラントや歯への負担が大きくなる可能性がある
・通常のインプラント治療(1本ずつ独立)と比較して、設計や管理がより複雑になる場合がある
費用
・ケースバイケースですが、インプラント2本を独立して入れるよりは費用を抑えられる可能性があります
治療比較まとめ
インプラント
噛む力:◎ (天然歯の90%以上)
見た目:◎ (極めて自然)
隣の歯への影響:なし (削らない)
顎の骨の保存:◎ (骨の吸収を防ぐ)
平均寿命:10年以上
治療期間:長い (3~12ヶ月)
初期費用:高額 (自由診療)
メンテナンス:定期検診・清掃必須
保険適用:原則適用外
ブリッジ
噛む力:○ (天然歯の約70%)
見た目:○ (素材による)
隣の歯への影響:あり (健康な歯を削る)
顎の骨の保存:× (骨が吸収される)
平均寿命:7~10年
治療期間:短い (1~2ヶ月)
初期費用:中程度 (保険適用可)
メンテナンス:丁寧な清掃が必要
保険適用:適用可
部分入れ歯
噛む力:△ (天然歯の20-30%)
見た目:△ (人工的に見えやすい)
隣の歯への影響:あり (バネをかける歯に負担)
顎の骨の保存:× (骨の吸収を促進)
平均寿命:4~8年
治療期間:短い (1~2ヶ月)
初期費用:低額 (保険適用可)
メンテナンス:毎日の着脱・清掃が必要
保険適用:適用可
選択のポイント
・機能性・審美性・長期性を最重視するなら → インプラント
・初期費用を抑えたい、手術を避けたい → 部分入れ歯 (ブリッジは奥歯2本連続欠損の多くの場合で適用外)
・インプラントの本数を減らしたい場合 → インプラントブリッジ(適用条件の確認が必要)
ご自身の価値観、ライフスタイル、予算、そしてお口の状態を総合的に考慮し、歯科医師と十分に相談した上で、最適な治療法を選択することが重要です。
なぜインプラント?奥歯2本に最適な理由と長期的な価値
ブリッジや入れ歯と比較して、なぜ奥歯2本の治療にインプラントが推奨されることが多いのでしょうか。
それは、インプラントが持つ多くの利点が、特に奥歯の機能回復において大きな価値を発揮するからです。
1.圧倒的な機能回復:自分の歯のように噛める喜び
奥歯の最も重要な役割は「噛む」ことです。
インプラントは顎の骨に直接固定されるため、天然歯とほとんど変わらない強い力で、安定して噛むことができます。
硬い食べ物や粘着性のある食べ物も気にせず楽しめるようになり、食事の質と満足度が大幅に向上します。
これは、入れ歯のようにズレたり浮いたりする心配がなく、ブリッジのように土台の歯への負担を気にする必要がないインプラントならではの大きなメリットです。
2.周囲の歯を守る:健康な歯を削らない・負担をかけない
ブリッジ治療では、支えにするために隣接する健康な歯を大きく削らなければなりません。
一度削った歯は元に戻らず、虫歯や歯周病のリスクが高まり、歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。
入れ歯も、バネをかける歯に負担をかけ、その歯を揺さぶることでダメージを与えることがあります。
インプラントは、失った歯の部分だけで完結する独立した治療法なので、周囲の健康な歯を一切傷つけることなく、歯列全体の健康を守ることができます。
3.顎の骨を守る:骨吸収を防ぎ、若々しい口元を維持
歯が抜けると、その部分の顎の骨は刺激を受けなくなり、徐々に痩せていきます(骨吸収)。
ブリッジや入れ歯では、この骨吸収を防ぐことはできません。骨吸収が進行すると、歯茎が下がり、見た目の問題だけでなく、入れ歯が合わなくなるなどの問題も生じます。
インプラントは、噛む力を天然歯の根と同じように顎の骨に直接伝えるため、骨に適度な刺激を与え、骨吸収を防ぐ効果があります。
これにより、長期的に顎の骨の健康を維持し、若々しい口元の維持にもつながります。
4.高い審美性:自然で美しい見た目
インプラントの上部構造(被せ物)には、セラミックやジルコニアといった天然歯に近い色調や透明感を再現できる素材が使われます。
歯茎から自然に歯が生えているように見えるため、見た目が非常に美しく、口元を気にせず自信を持って笑ったり話したりできるようになります 。
5.長期的な安定性と耐久性
適切なメンテナンスを行えば、インプラントは10年、20年、あるいはそれ以上にわたって安定して機能することが多くの研究で示されています。
インプラントの10年残存率は90%~95%以上と非常に高いです。
ブリッジの平均寿命が7~10年、入れ歯が4~8年であることを考えると、インプラントは長期的に見て信頼性の高い治療法と言えます。
長期的な価値(コストパフォーマンス)
初期費用はインプラントが最も高額ですが、長期的な視点で見ると、必ずしもそうとは言い切れません。
ブリッジや入れ歯は、数年ごとに作り直しや修理が必要になることが多く、その都度費用と時間がかかります。また、土台の歯やバネをかける歯がダメになってしまい、さらに多くの歯を失うリスクもあります。
インプラントは、初期投資は大きいものの、長期間安定して使用できれば、再治療の繰り返しによるトータルの費用や時間、そして精神的な負担を軽減できる可能性があります。
健康な歯を守り、骨の吸収を防ぐといったメリットも含めると、インプラントは単なる「歯の修復」ではなく、「将来の口腔と全身の健康への投資」と捉えることができるでしょう。
もちろん、インプラントが全ての方にとって絶対的な最善策とは限りません。
しかし、奥歯2本という重要な歯を失った場合に、機能性、審美性、周囲の歯への影響、長期的な安定性といった多くの面で、インプラントが非常に優れた選択肢であることは間違いありません。
東戸塚エス歯科クリニックが選ばれる理由
奥歯2本のインプラント治療を検討する際、どの歯科医院を選ぶかは、治療の成否と長期的な満足度を左右する最も重要な要素です。
東戸塚エス歯科クリニックが、なぜ多くの患者様から選ばれ、質の高いインプラント治療を提供できるのか、その理由をご紹介します。
1.高度な専門性と豊富な実績
経験豊富なドクター
院長の北崎浩一医師は、国立大学歯学部を卒業後、国内外でインプラント学や歯周病学、審美・咬合学など多岐にわたる分野で研鑽を積み、ニューヨーク大学(NYU)インプラントプログラムへ参加し、世界水準の知識と技術を習得しています。
日本口腔インプラント学会にも所属しており、難症例にも対応可能です。
グループとしての実績
当院は、横浜みなとみらい、上大岡、新横浜、町田など首都圏に展開するエス歯科グループの一員です。
グループ全体で豊富なインプラント治療実績を有しており、その知見と経験を共有することで、常に質の高い治療を提供しています。
2.精密な診断と安全な治療を可能にする先進設備
歯科用CT
安全なインプラント手術に不可欠な歯科用CTを院内に完備しています。
顎の骨の形態や神経・血管の位置を3次元的に正確に把握し、精密な治療計画を立案します。
Xガイド・ナビゲーションシステム
CTデータに基づき、手術中にインプラントを埋入する位置・角度・深さをリアルタイムでガイドするXガイドを導入しています。
これにより、計画通りの正確かつ安全な手術を実現します。
マイクロスコープ
カールツァイス社製マイクロスコープを使用し、肉眼の最大20倍以上に視野を拡大して治療を行います。
精密な診査・診断、そして手術を可能にします。
徹底した衛生管理
ヨーロッパ最高基準「クラスB」をクリアした滅菌器(オートクレーブ)や、器具の自動洗浄機(ジェットウォッシャー)を導入し、院内感染防止対策を徹底しています。
3.患者様中心の治療と快適な環境
「抜かない・削らない」治療へのこだわり
当院の基本理念は、できる限り歯を保存することです。
インプラント治療においても、周囲の健康な歯にダメージを与えないという点で、この理念に合致しています。
丁寧なカウンセリングとインフォームド・コンセント
患者様のお悩みやご希望をじっくり伺い、治療法の選択肢、メリット・デメリット、費用について、ご納得いただけるまで丁寧に説明します。
痛みに配慮した治療
最新の麻酔技術や、ご希望に応じて麻酔専門医による静脈内鎮静法を導入し、痛みを最小限に抑えた快適な治療を提供します。
プライバシーに配慮した完全個室
全ての診療室が完全個室となっており、リラックスして治療を受けていただけます。
周りを気にせず、費用や治療に関するデリケートな相談も可能です。
4.透明性の高い費用体系と充実した保証
明確な料金提示
ウェブサイトで詳細な料金表を公開しており、カウンセリング時には個別の治療計画に基づいた詳細な見積書をご提示します。
追加費用が発生する可能性についても事前にしっかりご説明します。
選べるインプラントシステムと保証
世界トップブランドから国内ブランドまで、保証期間(5年~15年)と価格帯の異なる複数のインプラントシステムをご用意。
患者様のご予算やご希望に合わせて選択いただけます。保証制度の内容も明確にご説明します。
支払い方法の選択肢
現金、クレジットカード、PayPayに加え、デンタルローンのご利用も可能です。
医療費控除の申請に関する情報提供も行っています。
東戸塚エス歯科クリニックは、高度な専門性、先進的な設備、患者様中心の診療、そして透明性の高い費用体系により、奥歯2本のインプラント治療を安心して受けていただける環境を整えています。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
治療の流れ:相談からインプラント装着、メンテナンスまで
インプラント治療は、複数回の通院が必要となる計画的な治療です。
東戸塚エス歯科クリニックにおける、奥歯2本のインプラント治療の一般的な流れをご説明します。
STEP1:カウンセリング・精密検査・治療計画(通院1~2回)
初回カウンセリング
まずは患者様のお悩みやご希望、全身の健康状態などをお伺いします。
インプラント治療に関する疑問や不安な点があれば、何でもご質問ください。
治療の選択肢について、それぞれのメリット・デメリットをご説明します。
精密検査
レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯周病検査、噛み合わせの確認などを行います。
安全で正確な治療計画のために、歯科用CT撮影を行い、顎の骨の量や質、神経・血管の位置などを3次元的に確認します。
当院では院内に最新CTを設置しています。
治療計画の説明と同意(インフォームド・コンセント)
精密検査の結果に基づき、具体的な治療計画(使用するインプラントの種類、手術方法、治療期間、詳細な費用など)をご提案します。
リスクや注意点も含め、ご納得いただけるまで丁寧に説明し、同意をいただいた上で治療を開始します。
STEP2:インプラント埋入手術(通院1回、手術時間:約1~3時間)
術前準備
必要であれば、抜歯などを行います。
体調を確認し、お口の中を消毒します。
麻酔
局所麻酔を行います。
痛みに不安がある方には、オプションで静脈内鎮静法もご利用いただけます。
インプラント埋入
歯肉を切開し、顎の骨にインプラントを埋め込むための穴を形成します。
Xガイドなどのナビゲーションシステムを用いながら、計画通りの位置・角度・深さにインプラント体(フィクスチャー)2本を正確に埋入します。
必要に応じて、骨造成手術を同時に行うこともあります。
歯肉を縫合して手術は完了です。
術後説明
術後の注意点(食事、清掃方法など)をご説明し、痛み止めや抗生剤を処方します。
通常、約1~2週間後に抜糸のためにご来院いただきます。
STEP3:治癒期間(オッセオインテグレーション期間)(約2~6ヶ月)
インプラントと顎の骨がしっかりと結合(オッセオインテグレーション)するのを待つ重要な期間です。期間は骨の状態等により異なります。
見た目や機能が必要な場合は、仮歯を使用します。
STEP4:アバットメント装着・上部構造(被せ物)の製作・装着(通院2~4回)
アバットメント装着
(2回法の場合)歯肉を小さく切開し、インプラント体にアバットメント(土台)を連結します。
歯肉の治癒を待ちます。
最終的な型取り
最終的な上部構造(被せ物)を作るための精密な型取り(または口腔内スキャン)を行います。
上部構造の製作
歯科技工所にて、患者様専用の精密で審美的な上部構造を2本作製します。
上部構造の装着と調整
完成した上部構造を装着し、色や形、噛み合わせを精密に調整して治療完了となります。
STEP5:メンテナンス期間(定期検診:3~6ヶ月に1回)
インプラント治療は、装着して終わりではありません。
インプラントを長持ちさせ、お口全体の健康を維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
通常3~6ヶ月に一度ご来院いただき、インプラントの状態(ネジの緩み、周囲の骨・歯肉の状態など)、噛み合わせのチェック、そして専門的なクリーニング(PMTC)を行います。
ご自宅での丁寧なセルフケア(歯磨き、歯間ブラシ、フロスなど)も非常に重要です。
全体の治療期間の目安
骨造成などが不要な標準的なケース
約3ヶ月~7ヶ月程度
骨造成が必要なケース
約6ヶ月~1年半程度
上記は一般的な流れであり、個々の患者様のお口の状態によって、期間や通院回数は変動します。
カウンセリング時に、個別の治療計画とスケジュールについて詳しくご説明いたします。
奥歯2本のインプラント費用に関するよくある質問
奥歯2本のインプラント治療に関して、患者様からよく寄せられる費用や治療に関する質問とその回答をまとめました。
Q1. 奥歯2本のインプラント費用は、総額でいくらくらいかかりますか?
A1. あくまで目安ですが、総額で約60万円~100万円以上となることが多いです。
この金額には、相談・診断料、インプラント本体と手術費用(2本分)、上部構造(被せ物)費用(2本分)が含まれます。
ただし、使用するインプラントの種類、被せ物の材質、骨造成の要否、静脈内鎮静法の利用などによって費用は大きく変動します。
正確な費用は、精密検査とカウンセリングの上で、個別の見積もりとして提示されます。
Q2. なぜインプラント治療はこんなに費用が高いのですか? 保険はきかないのですか?
A2. インプラント治療は、原則として公的医療保険が適用されない自由診療です。
これは、保険診療が「病気の治療に必要な最低限の機能回復」を目的としているのに対し、インプラントはより高度で審美性・耐久性に優れた治療と見なされるためです。
また、高品質な材料費、精密な手術を行うための高度な設備投資(CT、手術室など)、専門的な技術を持つ医師・スタッフの人件費などが含まれるため、費用が高額になります。
ごく稀な例外(事故や病気による広範囲な顎骨欠損など)を除き、一般的な歯の喪失に対するインプラントは全額自己負担となります。
Q3. 費用を少しでも抑える方法はありますか?
A3. いくつかの方法が考えられます。
インプラントの種類や上部構造の素材の選択より安価なインプラントシステムや、セラミックより費用を抑えられるハイブリッドセラミックなどを選択肢に入れることで、費用を調整できる場合があります。
ただし、品質や耐久性とのバランスを考慮することが重要です。
年間の医療費(インプラント治療費を含む)が10万円(または所得金額の5%)を超えた場合、確定申告で医療費控除を申請することで、所得税・住民税の一部が還付・減額される可能性があります。
例えば、課税所得500万円の方が100万円のインプラント治療を受けた場合、(100万円 – 10万円) × 税率(例:20%) = 18万円程度の所得税が還付される可能性があります(住民税も別途減額)。
領収書は必ず保管しておきましょう。
歯科治療専門のローンを利用することで、月々の負担を抑えながら分割払いが可能です。
金利は一般的なカードローンより低い傾向(年利2.5%~8%程度)がありますが、利用には審査が必要です。
当院でもデンタルローンを取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
Q4. 奥歯2本が連続してない場合(例えば左右1本ずつなど)でも、費用は同じくらいですか?
A4. 基本的な考え方は同じで、1本あたりの費用×2本分が目安となります。
ただし、左右で骨の状態が異なり、片側だけ骨造成が必要になるなど、追加処置の有無によって総額は変わってきます。
Q5. 2本連続で失った場合、インプラントを2本入れる以外の方法はありますか? 費用は変わりますか?
A5. 連続2本欠損の場合、インプラント以外では、部分入れ歯が選択肢となります。
通常のブリッジは、一番奥の歯がない場合は基本的に適用できません。
また、条件が合えばインプラントブリッジ(インプラントの本数を減らしてブリッジ状にする方法)も可能です。
インプラントブリッジはインプラント2本を独立して入れるより費用を抑えられる可能性がありますが、適用できるかは骨の状態や力のかかり具合などによります。
部分入れ歯は保険適用なら費用を大幅に抑えられますが、機能性や快適性はインプラントに劣ります。
Q6. 見積もり以外に追加で費用がかかることはありますか?
A6. 治療開始前に提示される見積もりは、通常、計画された治療内容に基づいています。
しかし、治療中に予期せぬ問題が発生した場合や、患者様の希望で治療内容を変更した場合(例:静脈内鎮静法を追加するなど)は、追加費用が発生する可能性があります。
当院では、治療計画の変更や追加費用が発生する可能性がある場合は、必ず事前に患者様にご説明し、同意を得てから進めますのでご安心ください。
Q7. 骨を増やす手術(骨造成)が必要と言われました。費用はどのくらい追加になりますか?
A7. 骨造成が必要な場合、その手術法(GBR、サイナスリフトなど)や使用する材料の量によって費用は異なりますが、一般的に1箇所あたり3万円~16万5千円以上の追加費用がかかることが多いです。
骨造成はインプラントを安全かつ長期的に機能させるために非常に重要な処置です。
当院では、CTによる精密な診断に基づき、必要な場合にのみ骨造成をご提案し、費用についても事前に詳しくご説明します。
Q8. インプラントのメーカーによって費用が違うのはなぜですか? 品質も違うのですか?
A8. インプラントメーカーは世界中に多数存在し、それぞれ研究開発への投資、製造プロセス、表面処理技術、長期的な臨床データの蓄積などが異なります。
歴史が長く、豊富なエビデンスを持つトップブランド(ストローマン、ノーベルバイオケアなど)の製品は、一般的に価格が高くなりますが、その分、長期的な安定性や信頼性が高いとされています。
メーカーによって部品の形状や接続方式も異なるため、将来的なメンテナンス性も考慮すべき点です。
当院では複数の信頼性の高いメーカーを取り扱っており、それぞれの特徴と費用をご説明した上で選択いただけます。
Q9. 治療後のメンテナンスにも費用がかかりますか?
A9. はい、インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが不可欠であり、その際には費用がかかります。
通常、3~6ヶ月に1回の検診と専門的なクリーニングをおすすめしており、費用は1回あたり数千円~1万円程度が目安です。
メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎などのトラブルが起きやすくなり、結果的に再治療などでより大きな費用がかかる可能性があります。
メンテナンスはインプラントを守るための重要な投資とお考えください。
Q10. 保証制度について教えてください。費用はかかりますか?
A10. 多くのクリニックでは、自由診療のインプラントに対して独自の保証制度を設けています。
保証期間(例:インプラント本体10年、上部構造5年など)や保証内容はクリニックによって異なります。
通常、保証を受けるためには、指定された定期メンテナンスの受診が必須条件となります。
これを怠ると保証が無効になることがほとんどです。
保証の費用が治療費に含まれているか、別途保証料が必要かはクリニックによります。
当院では、治療開始前に保証内容と条件について書面で詳しくご説明いたします。
当院のインプラント保証期間はメーカーにより5年~15年です。
Q11. インプラント手術は痛いですか?時間はどのくらいかかりますか?
A11. 手術中は局所麻酔をしっかり行いますので、痛みを感じることはほとんどありません。
麻酔注射の痛みを和らげる表面麻酔も使用します。
手術時間は、骨の状態などによりますが、インプラント1本あたり1~3時間程度が目安です。
不安が強い方には静脈内鎮静法もご用意しています。
術後は痛み止めを処方しますので、適切に服用すれば痛みはコントロールできます。
Q12. 喫煙はインプラント治療に影響しますか?
A12. はい、喫煙はインプラント治療の成功率を著しく低下させる重大なリスク因子です。
ニコチンは血管を収縮させて血流を悪化させ、手術部位の治癒を妨げ、インプラントと骨の結合(オッセオインテグレーション)を阻害します。
また、長期的に見てもインプラント周囲炎のリスクを高めます。
可能であれば治療前から禁煙することが強く推奨されます。
Q13. 奥歯にインプラントを入れると、他の歯に影響はありますか?
A13. インプラントは独立した構造なので、ブリッジのように隣の歯を削ったり、入れ歯のようにバネをかけたりする必要がなく、他の歯に直接的なダメージを与えることはありません。
むしろ、失った歯の機能をインプラントが担うことで、残っている他の歯への負担を軽減し、歯全体の寿命を延ばす効果が期待できます。
ただし、インプラント治療後の噛み合わせの調整は非常に重要です。
不適切な噛み合わせは、インプラントだけでなく他の歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。
